
内分泌代謝内科
特色
以下の疾患を主に担当し、これらの分野で最先端医療を実践しています。病気を治すだけではなく、“病気を持つ人を診る”ことを忘れずに、常に一般内科医として総合的に全身の病態を把握し診療することを心がけています。また、他科医師や他職種とのチーム医療の連携がいいのも特色です。
- メタボリックシンドローム、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、肥満症、痛風、骨粗鬆症などの代謝疾患
- 下垂体・副腎、甲状腺、副甲状腺などの内分泌疾患
~ メディア紹介 ~
当科のメタボリックシンドローム・糖尿病診療は下記のように専門誌や一般誌を問わず、多数のメディアでも取り上げられ、評価されています。- 「メタボリックシンドロームの生活習慣指導」:日本醫事新報 2005年11/26号
- 治療に定評のある優良病院90「糖尿病」:ホスピタウン 2005年9月号
- 「メタボリックシンドローム予防を」:産経新聞 2006年1/27
- 「Watch the 糖尿病 care」 住友病院:糖尿病ケア 2006年11月号
- 「メタボリック症候群」診療できる病院20:週刊現代 2006年7/1号
- 「メタボリック教育入院」:日経新聞 2006年11/21
- メタボ治療「最高の名医&病院」:月刊現代 2007年 8月号
- 「生活習慣ただす教育入院」:日経新聞 2007年11/18
- 医者がすすめる専門病院:ライフ企画 2007年
- 迷ったときの医者選び関西:角川SSコミュニケーションズ 2008年
- 医師がすすめる最高の名医+治る病院:別冊月刊現代 2008年
- 「からだと心相談室」:毎日新聞 2008~2009年
- みんなで始めよう 日曜健康チェック!:MBS日曜出勤生ラジオ 2009年
- 地域医療の現場レポート メタボリックシンドロームの教育入院を実施:Diabetes in the News 2010年
- 「メタボリックシンドローム~ウェスト85センチの真実!~」:『ルビコンの決断』(テレビ東京系列)
- 2010年2月11日放送
- 糖尿病を防ぐため、今しなければならないこと:日刊スポーツ 2011年
- 日経実力病院調査(糖尿病編)チーム医療で生活改善:日経新聞 2011年
- おしえてドクター「メタボ、運動で内臓脂肪減らす」:読売新聞 2011年
- 「健やかライフ」メタボリックシンドローム:ABCラジオ 2012年
- 「STOP!メタボリックシンドローム」 "長寿ホルモン「アディポネクチン」":産経新聞 2012年
- 「サンデードクター」"正月太りは肥満症!?":読売テレビ 2014年
- 「サンデードクター」"肥満症の解消法!チーム医療の教育入院とは":読売テレビ 2014年
- 「正月太り?正しく知ろうメタボリックシンドローム」 おはようドクター、よみうりテレビ 2015年
- 「ニュースなウラバナ#109肥満のウラバナ」. スーパーニュースアンカー、関西テレビ 2015年
- 「教育入院で糖尿病とメタボ解消!」 おはようドクター#49、よみうりテレビ 2015年
- 「糖尿病・メタボ10日間の教育入院」 おはようドクター#50、よみうりテレビ 2015年
- 「糖尿病とメタボ教育入院の治療」 おはようドクター#51、よみうりテレビ 2015年
- 「Adiponectin: A Healing Hormone」. Medical Frontiers #51、NHK World、2016、5/10.
対象疾患と診療内容
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メタボリックシンドローム、糖尿病、脂質異常症、肥満症、痛風、骨粗鬆症などの代謝疾患
- メタボリックシンドローム
健康診断でメタボ、あるいは予備軍と言われてどうしていいかわからない人も多いと思います。 メタボリックシンドロームは内臓脂肪の蓄積を基盤として、血糖高値・脂質異常・血圧高値など動脈硬化性疾患の危険因子が個人に重なった病態です。 これは、当院の松澤佑次名誉院長・最高顧問が確立して世界に発表した病態概念です。CTによる内臓脂肪の定量的評価などを積極的に行い、合併症の予防に力を入れています。 狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、足の壊疽など動脈硬化性病変が発症している場合は、他科と密接に連携して診療を行っており、国内外に数多くの学会・論文発表があります。
- 糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、肥満症
糖尿病(1型、2型)を中心として、脂質異常症、肥満症などの治療を行います。インスリン治療中の患者さまも多く、若年の1型糖尿病(インスリン依存型)の方も多数通院しておられます。 常時3,000-4,000人程度の糖尿病患者さまが外来通院し、年間700-800人程度の患者さまが入院されています。
近年の技術進歩により、よりよい血糖コントロールを目指す手段として様々な機器や考え方が取り入れられるようになりました。これらの技術とチーム医療を組み合わせた特別外来(先進糖尿病外来)を立ち上げ、持続血糖モニタリング(CGM/FGM)検査、持続皮下インスリン注入療法(CGM機能付きインスリンポンプ(SAP)療法、パッチポンプ療法を含む)、リアルタイムCGMへも対応しています。教育入院(短期入院治療)のご案内
生活習慣病と呼ばれる上記代謝疾患の短期入院治療を行います。
一般病棟の一部に糖尿病・代謝センターという部署があり、そこで食事療法、運動療法、薬物療法などについて、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・検査技師・臨床心理士などがチームを組んで丁寧な指導を行います。同センターは、病室(4人部屋)3つと指導室を有し、スライドやフードモデルなど、目で見てわかる楽しい教材を準備しています。
ご希望に応じて個室や特別室でも対応しています。 - その他(痛風、骨粗鬆症など)
痛風や骨粗鬆症など他の代謝疾患の診療も行っています。
- メタボリックシンドローム
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下垂体・副腎、甲状腺、副甲状腺などの内分泌疾患
クッシング症候群や末端肥大症、インスリノーマなどの比較的稀な病気の診断、治療経験が豊富で、数多くの報告を行っています。
甲状腺機能亢進症(主にバセドウ病)や甲状腺機能低下症(主に橋本病)などの甲状腺疾患やカルシウム代謝異常(副甲状腺機能異常)、あるいはこれらの複合した多発性内分泌腺腫症なども診療しています。
治療実績 診療実績
患者数(2023年度)
- 外来患者延数
- 27,112人
- 外来患者月平均
- 2,259人
- 入院患者延数
- 6,403人
- 入院患者月平均
- 534人
糖尿病代謝センター
コロナ禍で教育入院を集団指導から個別指導に切り替え、入院日を固定せずできるだけ患者さまのご希望の日に入院できるようにしております。認定施設
- 厚生省指定臨床研修病院
- 日本内科学会認定内科専門医教育病院
- 日本糖尿病学会認定教育施設
- 日本内分泌学会認定教育施設
- 日本肥満学会認定肥満症専門病院
- 痛風協力医療施設
スタッフ体制
医師名 | 役職 | 専門 | 資格 |
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松澤佑次名誉院長・最高顧問も糖尿病、肥満症、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病の専門医であり、内分泌代謝内科の一員として、これらの疾患の診療にあたっています。
研究内容
- メタボリックシンドロームに関する臨床的な研究
- アディポネクチンに関する研究
- 糖尿病の療養指導に関する研究
- 興味深い内分泌疾患の病態に関する研究
連携医療機関の先生方へ
糖尿病という疾患ではなく糖尿病を患う人を診る、というマインドで診療にあたっておりますので、糖尿病患者さまでお困りごとがあればご相談頂ければと思います。
なお、医療従事者向け会員登録サイト「m3.com」内にも当科紹介記事を掲載しています。
下記URLよりご参照ください。(※閲覧にはm3会員IDでのログインが必要になります)
https://renkei.m3.com/articles/336