小児科

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小児科からのお知らせ

◆2020年11月9日より、小児科の平日時間外の救急対応は行っておりません。ご了承ください。

◆スギ花粉症およびダニアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法を開始いたしました。
舌下免疫療法はスギおよびダニに対するアレルギーを根治できる可能性がある新しい治療法です。
当院では10歳以上のお子様を対象にしています。またスギアレルギーに対してはスギ花粉の飛散時期には開始できません。
こちらの治療をご希望の方は担当医に一度ご相談ください。

特色

小児の心身の発達を医療面から支えることができるように、ご家族と協力しながら、疾病の予防や治療を行っています。
入院・外来、急性・慢性を問わず、新生児期から思春期まであらゆる小児内科系疾患に幅広く対応しています。
近隣の専門医療機関と連携を密に取り必要に応じ紹介する場合もありますが、アレルギー疾患、呼吸器疾患、内分泌・代謝性疾患、神経筋疾患などについては専門医が診療にあたっています。

対象疾患と診療内容

  1. アレルギー疾患(気管支喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎など)

    慢性の病気であるため、十分に理解し、納得のいく治療を継続していただくことが重要です。ガイドラインに沿いながら個々の患者さんに最適の治療を行えるように心がけています。
    病歴、診察所見、一般検査、アレルギー検査の結果に基づき、症状を予防するための生活スタイルや症状増悪時の対応を指導すると共に、必要に応じ薬物治療を併用し、QOL(生活の質)の向上を図ります。

    1. 気管支喘息

      基本的病態である気道炎症(ただれ)を抑える治療が重要です。症状と共に気道炎症の程度を評価しながら治療を行う必要があります。

      特殊検査
      喘息日誌
      毎日の症状、生活の様子、治療内容などを記入し、受診時に持参していただきます。症状の正確な把握が治療を行う上での基本となります。
      ピークフロー測定
      毎日家庭で簡単な呼吸機能の測定を行っていただきます。病状をより詳細に把握でき、生活や治療の指標となります。
      呼吸機能検査
      外来受診時に詳細な測定を行い、治療内容の決定に役立てます。
      気道過敏性検査
      治療中止や予後の判定の参考とするため予約制で検査を行います。
      呼気一酸化窒素測定
      気道炎症の程度を反映するため、喘息の診断や治療の適切さを判定するのに役立ちます。
      治療
      環境整備
      原因となっているアレルゲンや受動喫煙などの具体的除去・回避について指導します。
      生活指導
      ライフスタイルやこどもらしい活動的生活についての相談、指導を行います。
      薬物療法
      薬の効果、使い方など具体的に指導し、安全に最大の効果がえられるようにします。(特に吸入療法の吸入器具の選択、吸入方法など)
    2. 食物アレルギー

      原因食品の除去が原則ですが、過度な除去食は身体発育に影響し、大きなストレスとなります。適切な食事療法のために正確な診断が必要です。

      特殊検査
      皮膚プリックテスト
      疑わしい食品に対する反応性を皮膚を用いて調べます。比較的簡便ですぐに結果が出ます。
      食物除去試験
      疑わしい食品を1~2週間完全に取り除いた食事をとることで、症状が改善するかどうかを見ます。授乳中の場合は赤ちゃんだけでなくお母さんも除去して授乳する必要があります。
      経口食物負荷試験(←詳細はこちら)
      食物除去試験に引き続き、実際に疑わしい食品を食べて症状があらわれないかどうかを調べます。(重篤な症状が起こる可能性があるため自己判断で行うことはしないでください)
      治療
      除去食療法
      アレルギーの程度に応じて必要最小限の除去食をしていただきます。定期的に見直しながら栄養指導も実施しています。
      症状誘発時の対応
      エピペンの処方も含め具体的に指導します。
    3. アトピ―性皮膚炎

      皮膚の機能異常と外界からの種々の刺激に対する反応性の亢進によって皮膚に炎症が起こっています。できるだけ刺激を避け、スキンケアとともに外用療法を中心とする薬物療法を継続します。

      スキンケア教室
      年数回開催し、少人数を対象にスケンケアや外用療法について個別指導を行っています。
    4. アレルギー性鼻炎・花粉症

      症状やアレルゲンに応じて各種薬物療法を行っています。 またスギ花粉症およびダニアレルギー性鼻炎に対しては、根治できる可能性がある舌下免疫療法も行っています(当院では10歳以上のお子様を対象としています)。

  2. 呼吸器疾患

    咳や喘鳴(息をするときにゼーゼー、ヒューヒューと音が聞こえる)などの呼吸器症状は小児において最もよく見られる症状の1つです。安易にカゼや喘息と診断される傾向にありますが、様々な原因疾患(鼻・副鼻腔炎、肺炎・気管支炎、先天性の異常など)が隠れている事があります。長引いたり繰り返す場合は適切な検査や治療が必要となる場合があります。

  3. 内分泌・代謝性疾患(低身長、肥満、甲状腺など)

    低身長や甲状腺疾患をはじめとする各種内分泌代謝性疾患について画像診断や負荷検査を行い、必要に応じたホルモン補充療法などの治療を行うため専門外来を設けています。

  4. 神経筋疾患

    熱性痙攣やてんかんなどの神経疾患に対し、脳波やCT・MRIなどの診断的検査を行い、抗痙攣剤などの投与による治療を行っています。
    また、その他発達に関する相談や神経筋疾患の診断治療にも対応しています。

  5. その他

    乳幼児の発達チェックを含めた健康診断(1ヶ月健診、後期健診など)や予防接種(アレルギー疾患児や病虚弱児も含め)、遺伝カウンセリングにも積極的に取り組んでいます。
    小児救急については可能な範囲で対応しています。

    予防接種
    定期接種
    インフルエンザ菌b型(ヒブ)、小児用肺炎球菌、四種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・ 不活化ポリオ)、二種混合(ジフテリア・破傷風)、B型肝炎、日本脳炎、麻しん・風しん(MR)、水痘、ロタウイルス
    任意接種
    おたふくかぜ、インフルエンザ、三種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風)

認定施設

  • 日本小児科学会専門研修連携施設
  • 日本アレルギー学会アレルギー専門医教育研修施設

スタッフ体制

医師名役職専門資格
井上 壽茂いのうえ とししげ
  • 顧問
  • 小児科学全般
  • 小児アレルギー学
  • 小児呼吸器病学
  • 日本小児科学会専門医・指導医
  • 日本アレルギー学会専門
    指導医・代議員
塚本 浩子つかもと ひろこ
  • 小児科診療部長
  • 兼 医学研究図書
    写真部長
  • 小児神経・筋疾患
  • 先天代謝異常症
  • 小児内分泌疾患
  • 遺伝相談
  • 医学博士
  • 日本小児科学会専門医・指導医
  • 日本小児神経学会専門医
  • 臨床遺伝学専門医・指導医
川上 智子かわかみ ともこ
  • 小児科診療副部長
  • 一般小児科
  • 小児アレルギー疾患
  • 日本小児科学会専門医・指導医
  • 日本アレルギー学会専門医
高橋 真市たかはし しんいち
  • 小児科副医長
  • 一般小児科
  • 小児アレルギー疾患
  • 日本小児科学会専門医
  • 日本アレルギー学会専門医

研究内容

アレルギーをはじめ独自に、あるいは多施設との共同で臨床研究を行い、関連学会において報告しています。また、日々の臨床データを整理し、科学的に検討して得られた知見を臨床にフィードバックし、より良い医療が提供できるように努力しています。

連携医療機関の先生方へ

入院・外来ともに、お困りの症例があれば、疾患の重篤度にかかわらずご相談ください。入院加療の必要な患者さんの緊急入院にも積極的に対応させていただきます。アレルギー疾患の患者さんでは軽症でもQOLを障害されている場合があり、適切な評価による治療選択が必要です。食物アレルギーに対する食物経口負荷試験のご紹介につきましては、積極的に対応してまいります。