白血病や悪性リンパ腫などの造血器悪性腫瘍や、泌尿器科や婦人科領域の一部の固形ガンは、化学療法に対して高い感受性を有するものがありますが、標準的治療で良好な効果を得られた症例に対しては、薬の投与量を増やすことでさらに良い効果を期待でき、治癒を望むことも決して夢ではありません。
当センター内は、高度にクリーンな環境に保たれており、抗腫瘍剤による骨髄抑制時懸念される感染の危険を、極力減少させることができます。
予め採取しておいた自己血球の前駆細胞(造血幹細胞)を、大量の抗腫瘍剤による骨髄抑制時に輸注することで、骨髄の回復は著しく促進されます。その結果、抗がん剤に感受性のある腫瘍細胞を大幅に殺すことができる自己末梢幹血幹細胞移植術を中心に造血幹細胞移植を行っています。平成18年3月からは同種(他人からの)造血幹細胞移植も行いはじめています。移植適応のある患者様にはその方に適した造血幹細胞移植を行っていきたいと考えております。
化学療法センター長 菅原 浩之 |