原発性肺癌 |
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(1) 年間手術数:40例
(2)
治療法:臨床病期により手術方法は一様ではありません。原則的には胸腔鏡補助下に小開胸(約7cm)、肺葉切除術を標準術式としています。比較的早期のⅠa期では腫瘍の位置により、縮小手術である拡大区域切除術を行なうこともあります。本術式は術後の呼吸機能損失が軽微であり、適応を選べば、根治性を損なうことなく、有用な手術法と考えています。Ⅰa期以上の進行例に対しては、化学療法を追加する事が多く、場合によれば放射線療法も行います。Ⅲa期以上の進行例に対しては術前化学療法、放射線療法の後に手術を行うことが多く、また縦隔進展型のⅢb期肺癌例も補助循環下に完全切除を目指しています。
(3) 治療成績:平成13年度の手術成績は、手術死亡例はなく、在院死亡例は1例でした。現在までの各臨床病期別の累積5年生存率はⅠa期
89%、Ⅰb期68%、Ⅱa期49%、Ⅱb期62%、Ⅲa期27%、Ⅲb期0%、Ⅳ期12%で,全肺癌症例数は252例でした。
(4)
手術、治療法の適応基準:先に述べましたように、呼吸器内科との検討会で病期分類を行い、Ⅲa期までは手術を前提にします。Ⅲb期、Ⅳ期は化学療法、放射線療法により病期が改善した例には手術を考慮する事があります。また術後の詳細な病理検索により、術後化学療法、放射線療法を行うこともあります。 |
自然気胸 |
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(1) 年間手術数:18例
(2) 治療法:原則として胸腔鏡下手術を行う。再発例や巨大肺嚢胞、胸腔内癒着等複雑例には開胸手術とすることもあります。
(3) 治療成績:手術死亡、在院死亡、重大な合併症は認めません。現在までの胸腔鏡下手術の再発率は開胸手術に比べやや高く、9%です。 |
縦隔腫瘍 |
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(1) 年間手術数:8例(良性 6例、悪性 2例)
(2) 治療法:良性腫瘍に対しては全例で胸腔鏡下手術が可能であった。悪性腫瘍は何らかの合併切除が必要となることが多く、開胸術を行っています。
(3) 治療成績:手術死亡、在院死亡、重大な合併症は認めません。現在のところ悪性腫瘍例に再発は認めていません。 |
転移性肺腫瘍 |
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(1) 年間手術数:8例
(2)
治療法:原則として胸腔鏡下手術を行っていますが、多発例や腫瘍の同定が困難な症例では小開胸を追加しています。術後、原発巣に応じた化学療法を追加する事が多い。
(3) 治療成績:原発巣別累積生存率はまだ検討していませんので割愛します。 |
食道癌 |
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(1) 年間手術数:11例
(2)
治療法:開胸、開腹による食道亜全摘、頸部食道胃管吻合を標準術式としています。本術式は手術侵襲が大きいので、縮小手術を考慮することもあります。術後は進行度によっても異なりますが、化学療法、放射線療法を追加することが多い。
(3) 治療成績:現在までの累積症例数は約100例です。0期、1期の生存率は100%ですが、それ以上の進行例の生存率は60%以下となります。 |
重症筋無力症に対する胸腺摘除術 |
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(1) 年間手術数:4例
(2)
治療法:胸骨正中切開による拡大胸腺摘出術を標準術式としています。胸腺組織を遺残させないために本術式を選択していますが、胸腔鏡下摘出術でも同等の成績が得られれば術式の変更も考慮します。
(3) 治療成績:累積症例数は約30例です。無効例は2例で、他は全例有効以上の成績です。 |