人間ドックについてのQ&A

人間ドックについてのQ&A

人間ドックのコースについてのご質問

  • 日帰りのコースは何時に終わりますか?
    日帰りコースは、8時30分受付開始、12時頃までに終了する半日コースです。
    ※検査項目によって終了時間が異なります。また、検査終了後、ご希望の方に食事指導、個別面談を行っています。
  • 宿泊コースの開始、終了時間は?
    当院の15階特別個室にご宿泊いただく1泊2日コースです。1日目の昼食と夕食をご用意しています。(2日目の朝は絶食です。)1日目の9時受付開始、2日目のお昼前には終了します。
  • キャンセルできますか?
    体調不良など、受診することができないと分かった時点でご連絡下さい。(キャンセル料は頂いておりません。)
  • 予約後の日程変更は、できますか?
    日程変更は、遅くとも1週間前にはご連絡下さい。コースとご希望の全てのオプション枠に空きがある日程をご案内します。
  • オプション検査のみを受けることはできますか?
    できません。日帰りコース又は宿泊コースと合わせてお申込み下さい。
  • 当日の食事、水分制限はありますか?
    食事や飲み物を取ることで、胃の検査、腹部超音波などの検査ができなくなり、採血の項目(血糖や中性脂肪など)によっては空腹時より高い値になる場合があります。胃の検査を受けない予定の方も、必ず前日の午後8時までに食事を済ませて頂き、当日は絶飲絶食でお越しください。朝にお薬を服用されている方は、主治医と相談の上、必要分のみ当日の朝7時までにコップ1杯(200ml程度)の水で服用して下さい。
  • 子供を連れていくことができますか?
    当センターでは、お子様をお預かりできる設備はございません。受付前で、健診を受ける方以外の方とお待ちいただくことは可能です。(放射線を使用する検査室はお子様と一緒に入ることができません。)

検査についてのご質問~胃の検査以外~

  • MRI検査希望ですが、誰でも検査できますか?
    心臓ペースメーカ、脳動脈クリップ、人工内耳、金の糸(美容整形)などの体内金属がある方、水頭症の手術でシャントチューブが入っている方、妊娠中の方はMRI検査を受けることができません。
    手術や事故で金属固定プレート、血管内ステント、人工関節などが体内にある方は、処置を受けられた医療機関等にMRI検査可能な材質(チタンなど)か事前に必ずご確認下さい。詳細不明の場合は受けることができません。
    歯科治療で、取り外せない義歯、磁石式の義歯、磁石式インプラント等がある方は、火傷の危険性や、磁石の極性反転の起こる可能性、画像劣化等の影響があることを了承の上、検査を受けて頂くこととなります。
    刺青(タトゥ)、金属成分を含むアートメイク、アートネイル、マニキュア、ラメ入り化粧品については、火傷の危険性や変色の恐れがあることを了承の上、検査を受けて頂きます。
    なお、当院ではより安全に検査を受けて頂くため、体内金属がある方にMRI用電磁波防護衣(MRIプロテクター)を着用して頂く場合があります。
  • 大腸検査のCTとカメラどちらを選べばいいですか?
    大腸カメラは、肛門から内視鏡を挿入して観察します。ポリープ切除などの治療行為は人間ドック(健診)では行いません。当センターでは70歳未満の方が対象となります。大腸CTは、肛門から炭酸ガスを注入し、大腸を膨らませた状態でCT撮影を行います。比較的、前処置や検査中の苦痛が少なく体に優しい検査です。ご高齢の方にお勧めしています。
    どちらの大腸検査も、 前日から当日の午前中に下剤の服用や食事の制限があるため、 ドック( 日帰りコース、 宿泊コース) 健診と同日ですることはできません。

検査についてのご質問~胃の検査について~

  • ピロリ菌検査と胃がんリスク判定検査、どちらのオプション検査を選べばいいですか?
    ピロリ菌検査は、血液検査でヘリコバクター・ピロリ抗体を調べるオプション検査です。
    胃がんリスク判定検査は、血液検査で上記のピロリ菌検査とペプシノーゲン検査(胃粘膜萎縮の程度を調べる)の2項目の検査を行い、結果の組み合わせで、胃がんになりやすい危険度(リスク)の高さを調べるセット検査です。
    胃カメラ選択の場合、萎縮の程度は胃カメラで判断出来るため、ピロリ菌検査のみオプション選択して下さい。胃透視(バリウム検査)の方は、胃がんリスク判定検査の選択をお勧めします。
    なおピロリ菌除菌後の方は、将来胃がん発症リスクがゼロになっているわけではありません。医師と相談して定期的に胃カメラ(内視鏡検査)で、経過観察を受けるようにして下さい。
  • 胃カメラ(内視鏡検査)をオプションで希望した場合、経口と経鼻のどちらを選べばいいですか?
    どちらも同じサイズ(直径6㎜)のスコープを使用しています。経鼻は嘔吐反射が少なく、一般的に経口に比べて苦痛が少ないですが、鼻腔が狭い方、血液をサラサラにする薬を内服中の方などは、鼻出血のリスクが高く、経口での検査をお勧めします。(お薬を内服中の方は、胃カメラを受けることを事前に主治医にご相談下さい。)
  • 胃透視(バリウム検査)ができない場合はありますか?
    ※検査を受けることができない場合
    • ①重度の便秘<3日以上、常に排便が無い>の方→検査後バリウム排出が困難になり、腸閉塞や消化管穿孔など重篤な合併症が起こる可能性があります。不定期の便秘の場合、検査終了後の下剤は多めにお渡ししていますので、検査前にご相談下さい。
    • ②バリウムで過敏症(アレルギー)のある方
    • ③当日の血圧が高い方(180/110mmHg以上)→胃の検査<胃透視(バリウム検査)、胃カメラ(内視鏡検査)ともに>は、検査することでさらに血圧上昇のリスクがあるためできません。(血圧を下げる薬を内服中の方は必要分のみ当日の朝7時までにコップ1杯(200ml程度)の水で服用しご来院下さい。)
    ※検査をお勧めできない場合
    • ④検査台での体位保持困難な方→回転動作や、手すりを保持することができず、転倒・転落の危険があります。
    • ⑤ご高齢の方→バリウム誤嚥のリスクが高く、肺炎などの合併症を起こす可能性があります。腹圧が弱くなり、検査後バリウム排出までに時間がかかります。検査台での回転動作などスムーズな体位変換ができず不十分な検査となり、正確な診断結果が得られない場合があります。
    • ⑥植込み型除細動器(ICD)を体内に植込みされている方→X線が連続照射される胃透視の場合、ICD本体にX線が照射されると、不適切な作動がおこる可能性が報告されているため、当院では医療安全の観点から胃透視検査をおことわりしています(2022年6月から)。

    ①②④⑤⑥の方には、オプション検査の胃カメラをお勧めしています。

  • 胃カメラは、麻酔をかけて(鎮静剤を使用し、意識レベルが低い状態)で、検査できますか?
    当センター人間ドックでは実施しておりません。当センターの胃カメラ検査は、鼻やのどに、局所麻酔を使用し、意識のある状態で検査を行います。

女性の方へ

  • 乳がんの検査は、マンモグラフィ、乳腺エコーのどちらをすればいいですか?
    40歳以上の方は、乳がんの初期症状である微細な石灰化や触れにくい小さなしこりを見つけることができるマンモグラフィ検査をお勧めします。
    若い方や乳腺濃度が高い方(高濃度乳房)は、マンモグラフィ検査ではしこりが見つけにくいことがあるので、乳腺超音波検査をお勧めします。
    乳腺超音波をマンモグラフィ検査と併用して受けるとマンモグラフィ検査単独より多くのがんがみつけられることがわかっていますので、両方の検査を受けるとより早期発見につながります。
  • 妊娠中又は妊娠の可能性がある場合に、健診を受けることはできますか?
    放射線を使用する検査<胸部X線検査、胃透視(バリウム検査)、マンモグラフィ、内臓脂肪CT、肺CT、骨格筋肉量、大腸CT>、脳MRIは、受けることができません。
    胃カメラ検査も麻酔薬など薬剤の副作用の可能性を考慮し、健診ではお勧めできません。その他の検査項目については、検査可能ですので受けていただいております。ただし、母体への負担の少ない時期をお勧めしています。検査によっては、妊娠による影響で数値が変動する項目もあります。
  • 生理日と健診日が重なります。検査可能ですか?
    検尿検査は、後日(生理終了後)検査が可能です。
    検便検査は、生理前もしくは終了後に採った検便で検査可能です。(後日郵送での提出が可能です)
    子宮頚部細胞診検査を予定の方は、2日目などの出血の多い日でなければ、検査可能です。当日婦人科担当医にご相談下さい。(子宮頚部細胞診検査はオプションのため、当日検査できない場合は、キャンセルとなります。)

人間ドック終了後のフォローについて