住友病院
高度良質な医療のために
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高度医療機器


最新の放射線治療機器「CLINAC iX」を導入
最新デジタル技術のフラットパネル検出器を搭載した
血管造影装置【Allura FD10/10(Flexvision)】導入について
最新型64列マルチスライスCT「Optima CT660 Pro」導入
結石破砕装置 MRI検査
CT検査 一般撮影
マンモグラフィ(乳房X線撮影) X線TV検査
骨密度測定検査(DEXA) 血管造影検査
核医学検査 放射線治療


最新デジタル技術のフラットパネル検出器を搭載した
血管造影装置「Allura FD10/10(biplane)」導入について
この装置により、X線の透視や撮影画像による心臓等の血管を観察しながら血管造影、血管内治療を行うことができます。
次の3つが特長です。
まず、フラットパネル検出器というフルデジタルのX線検出機構を採用しています。従来のアナログシステムより良好な画質が安定して得られ、また、効率良くX線を使用するため患者さんの被ばくも確実に減らせます。
次にバイプレーンと言って、同時に2方向からの透視・撮影が可能です。2方向から同時観察することで血管等をより立体的に詳しく見ることができます。また、1回の造影剤注入により2方向からの画像が得られる為、造影剤量を減少させ腎臓などへの負担も軽減されます。
Flexvisionと呼ばれる56インチ大画面LCDモニターにより血管等が非常に観察し易くなりました。また、血管内超音波や心電図などの治療工程で重要な患者さんに纏わる画像情報も簡単に切り替え表示でき、手技に沿って色々な情報を確認しながら血管内治療ができるようになりました。

以上のような特長により今まで以上に患者様の負担を減らしつつ、より高度な血管造影、血管内治療が可能となりました。


Angio
RCALCA


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結石破砕装置
結石破砕装置 現在、腎尿管結石のほぼすべての治療は衝撃波による破砕により行われています。結石破砕装置も当初は浴槽につかって破砕するウエットタイプ゚でしたが、いまでは治療テーブルに寝た状態で破砕するドライタイプが主流です。また、衝撃波の発生装置も原理の異なるものが登場し、種々の破砕装置が使用されています。ところがこれらの機種の中には、麻酔が必要であったり、破砕力が弱いために治療回数が多くなったり、レントゲンに写らない結石は治療できないものもあります。よい結石破砕装置の条件として、無麻酔で治療ができ、治療中の痛みが少なく、かつ強力な破砕力を有し、さらに腎、尿管のすべての部位や成分の結石にも対応できる等があげられます。当院の破砕装置は、電磁変換方式という衝撃波の発生装置で強力な破砕力を有しています。しかし、体の表面との接触面積が広いため衝撃波が分散され、治療時の痛みも軽度でこれまで麻酔を要した事はありません。結石への照準のあわせかたも、エックス線と超音波の両方が使えるために、レントゲンに写らない成分の結石の治療も容易に行えます。また、あおむけあるいはうつぶせで破砕しますので、どの場所の結石も楽な姿勢で治療を受ける事が出来ます。 いま住友病院では年間500回以上の結石破砕治療を行っていますが、そのうち9割以上の治療を入院ではなく外来通院で行っています。


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MRI検査
MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像診断法)検査とは強力な磁石を用いて体内にある水素原子核から発生する微弱な電波信号を受信して画像再構成を行います。その際に生じた組織間の信号強度の違いを、画像上の白黒として表示する検査であります。MRI検査の利点は、放射線による被曝が無いことやあらゆる方向の断面像が得られます。また、組織間のコントラストが高いため病変の検出にも優れています。また、造影剤を使用せずに頭頚部等の血管画像(MRA)や胆嚢・膵胆管画像(MRCP)が得られることも特徴であります。近年では急性期の脳梗塞の鑑別診断には欠かせない有効な検査として用いられています。 当院では2004年6月より、超伝導MRI装置のsigna EXCITE HD(GE製)が2台稼動しており、全身すべての領域で広く利用され、より精度の高い検査を行っております。 Signa EXCITE HD (GE社製)
Signa EXCITE HD (GE社製)
頭部MRA 頭部横断像
腰椎矢状断像 腰椎矢状断像
聴神経 聴神経
MRCP(胆道・膵管画像) MRCP(胆道・膵管画像)
頭部横断像 頭部横断像


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Dual Source(2管球搭載)型CT「SOMATOM Definition(ゾマトムディフィニション)」導入
心臓CT検査が可能になりました。

 2008年1月より住友病院ではSIEMENS社が世界で初めて開発に成功したDual Source(2管球搭載)型CT 「SOMATOM Definition」を導入しました。
 これまでのCT装置はX線管と検出器は1対というのが常識でしたが、本装置はX線管と検出器が2対搭載されており、心臓検査の場合従来の約2倍のスピードで撮像する事が可能です。さらに2つのX線管が異なるエネルギーを出す事によりDual Energy Imagingも可能です。
 なお、本装置は大阪で当院を含め2台、全国においても10数台の稼動となっています(2008年1月現在)。

こちらの画像をクリックすると、CTスキャンイメージが再生されます当院で稼動中「SOMATOM Definition」 SIEMENS社製
※画像をクリックすると、CTスキャンイメージが再生されます。

2.どんな検査ができるか?(現在更新中です。)
3.検査のながれ(現在更新中です。)
●装置の詳しい説明
Dualとは「2つ」という意味。Sourceとは「源」、ここではX線管のことをいいます。2つのX線管を用いたCT装置という意味でDual Source CTと呼ばれます。
(1)心臓のあらゆる”鼓動”に対応
 心臓撮影時、世界最高83ms時間分解能が心拍数の影響を受けないβブロッカーフリー検査を実現
通常は1画像作るのに180度回転が必要ですが、Dual Source CTは2つのX線管を有するので通常の半分、90度回転で1画像を作ることが出来ます。このCTは0.33秒で1回転します(つまり0.165秒で180度回転します)。Dual Source CTは90度の回転でよいので、計算すると0.083秒に1枚の画像を構成することが可能です。心拍数が60/minの場合、心臓は1秒に1回、心拍数が120/minの場合、0.5秒に1回拍動します。通常の患者様のあらゆる心拍数において動いている心臓を停止した状態で撮影するには0.1秒以下の撮影時間で撮影できる事が有意に画質を向上します。通常の64sliceCTの中にはβブロッカーという心拍数を安定させる薬を使う場合がありますが、当院の導入した最新Dual Source CTならばこの薬を使うことなく撮影するスピードを持っています。

(2)Dual Energy Imaging
 2つのX線エネルギーにより取得される多角的な組織情報をもとにした、次世代イメージング
Dual Energy Imageingのエナジーとはエネルギーの事です。
通常のDual Energy Imagingはあるenergyで撮影後、もう一度異なったenergyで撮影するというものでした。
2つのエックス線管を搭載されたこの装置だからこそ同じ時相でのDual Energy Imagingを撮影でき、現実的に臨床で使用することが可能となりました。同時に異なるエネルギーのエックス線を使用するため、骨と血管のエックス線透過減弱度の違いから骨と血管を分離する事が困難であった部位でも正確、確実に骨と血管を分離することができます。
さらに腫瘍などの組織学的な情報の取得が可能となります。
●参考画像集
下肢動脈 腹部動脈
下肢VR画像 胸腹部VR画像
心臓(冠状動脈) 心臓(冠状動脈)
心臓VR画像 心臓MIP画像
※「SOMATOM Definition」の情報につきましては、順次追加更新致します。
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最新型64列マルチスライスCT導入
<肺CT・内臓脂肪測定CT検査使用装置>
少ない線量で高画質の画像診断情報を提供します
●息止め時間短縮(肺:約4秒)
●最新の技術でより低線量を実現(当院従来比:最大50%減)
●精密検査並みの画像取得可能(スライス厚:1.25mm)

GE製マルチスライスCTOptima CT660 Pro(64列CT)

肺CT1.25mm厚画像 画質を低下させずに、より低線量で撮像可能です。


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CT検査
CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)検査とは、体の周囲からX線を照射することによって得られた断面の情報を画像再構成し、断層(輪切り)像が得られる検査です。 CT検査の特徴として体内の立体的な構造の情報が得られる為、通常のX線撮影などで検出されにくい小さな病変を見つけることができ、なおかつ広範囲な撮影も可能です。造影剤を用いる事により血管の走行、異常の有無、良性悪性腫瘍の鑑別など詳しく調べる事ができます。薄いスライスで撮影された数百枚の画像を重ね合わせて得られる3D(三次元立体)画像は、病変部や血管また骨などの位置情報を多方向から容易に把握できるので、診断や治療等へ活用されています。
当院のCT装置はSOMATOM Definition (SIEMENS社製)及び 、Optima CT660 Pro (GE社製)の2台が稼動しており、通常は予約検査で行っておりますが、当日や緊急検査にも対応しています。肺がんを早期発見する為の肺検診では胸部CT検診学会の基準に則った低線量 (X線)で撮影しています。また、心疾患の診断、肺病変の性状を調べる為の肺生検、メタボリックシンドロームの指標となっている内臓脂肪量測定検査なども行っております。
SOMATOM Definition(SIEMENS社製)
Optima CT660 Pro (GE社製)
頭部CT 頭部CT
腹部CT 腹部CT
胸部MRA 胸部MRA
3次元腹部血管画像 3次元腹部血管画像


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一般撮影
一般撮影とは放射線科におけるもっともポピュラーな検査であり、撮影装置から照射し、体内を透過したX線量を画像化しています。過去に経験したことがあると思いますが、健康診断で行われる胸部撮影が代表的です。その他にも腹部や全身の骨なども撮影しています。一般撮影は撮影時間が短く、多くの情報が得られるので、様々な病気の初期診断において欠かすことのできない検査のひとつとなっています。当院ではFCR 5501D、FCR 3500及びFCR PROFECT CS(すべて富士フィルム製)で処理された高精細なデジタル画像(CR:コンピューテッドラジオグラフィー)を提供しております。

FCR 5501D (富士フィルム製)
FCR 5501D (富士フィルム製)
胸部正面像 腹部正面像
胸部正面像 腹部正面像
頚椎正面像 頚椎側面像
頚椎正面像 頚椎側面像


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マンモグラフィ(乳房X線撮影)
マンモグラフィとは専用のX線装置を使用して乳房の撮影をすることであります。特徴としては乳房の触診検査でしこりとして触れず、超音波検査でも描出されにくい微小な石灰化を伴う早期の乳がんを発見することに優れています。乳房は柔らかい組織でできている為、撮影時に直接2枚の板で挟んで圧迫し、乳房内の乳腺に隠れた病変を描出しやすくすると共に被曝を軽減することが可能となります。この際、多少の痛みを伴うこともありますが、個人差があります。通常は左右の乳房を頭尾方向(CC)と斜位方向(MLO)で撮影しますが、場合によっては追加撮影を行うこともあります。検査時間はおよそ10~15分となっております。 当院では日本医学放射線学会の定める仕様基準を満たしたMAMMOMAT3000(SIEMENS製)を用いて撮影し、FCR PROFECT CS(富士フィルム製)でデジタル化に処理された精度の高い画像を提供しております。
MAMMOMAT3000(SIEMENS製)
MAMMOMAT3000
(SIEMENS製)
マンモグラフィ マンモグラフィ
頭尾方向像 (CC)
マンモグラフィ マンモグラフィ
内外斜位方向像 (MLO)


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X線TV検査
「X線TV検査について」
X線TV検査とは、X線を照射してその透視画像を確認しながら目的部位の撮影を行う検査です。 放射線科では、主に造影剤(バリウム等)を使用して胃透視や注腸検査の診断が行われています。 また、X線透視下で体内にチューブやステントを留置する多数の外科的治療も施行されています。 整形外科においては、X線透視下で骨折部位の整復や造影剤を用いた脊髄腔造影などが施行されており、 さまざまな分野で威力を発揮しています。
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「装置の概要」
平成20年9月より島津製作所製 SONIALVISION Safire Series 【ソニアルビジョンサファイア シリーズ】が導入されました。 最新鋭の17インチ直接変換方式FPDを搭載したフルデジタルシステムです。 17インチ×17インチ直接変換方式FPDにより高画質で歪みがなく、広視野により腹部全体観察が可能です。 高分解能な動画像の撮影を可能にし、高速・高精細デジタル画像をそのまま処理・保管されています。 IVRによる治療が増加する一方で、FPDの高画質性能と被ばくの低減機構がバランス良く実現されています。
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トモシンセシス(デジタルマルチスライス断層)について
『トモシンセシス』による断層撮影は、1回の断層走査で任意の断層像が得られるデジタル多断層機能です。検査時間の短縮、患者の体位維持時間、被ばくの低減(CTの5分の1程度)につながります。
また、直接変換方式FPDが搭載されているので、CT、MRIで障害となる金属によるアーチファクトを大幅に軽減することが可能です。
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スロットラジオグラフィー(長尺撮影)について
『スロットスキャン』による長尺撮影は、移動しながらほぼ垂直なX線を照射するので歪みが少なく、つなぎ目をなくしたスムーズな全脊椎や全下肢の画像を得ることが可能です。
FPDを搭載しているので従来の全脊椎、全下肢の撮影に比べ、2分の1~10分の1の低線量で撮影することが可能です。
透視台を動かすことで全脊椎、全下肢、全上肢の撮影において、立位・臥位で容易に撮影することが可能です。
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骨密度測定検査(DEXA)
GE横河社製 Hispeed NX/i骨密度測定検査とは骨量の減少による骨粗鬆症を調べ、骨折等の危険を予測して適切な治療をするために行われる検査であります。骨密度測定対象骨は腰椎、大腿骨頸部、前腕骨及び全身骨で、中でも腰椎は骨密度測定の標準方法として重視されています。測定方法はDXA法(二重エネルギーX線吸収法:2種類のエネルギーのX線で透過率の差を利用して骨量を測定する方法)を用いて行っており、短時間かつ低被曝線量で、再現性及び精度に優れています。女性の閉経後や糖尿病などによる骨粗鬆症の診断、経過観察や治療効果の評価等に幅広く活用されています。当院の骨密度測定検査装置はQDR4500(米国ホロジック社製) で、全身の骨密度測定はもちろんの事、全身の体組成分析(体脂肪率)や広範囲な撮影かつ高度な測定機能を可能としております。


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血管造影装置
従来、放射線診断に用いられていた血管造影はCTやMRIの発展にともない、現在では主として治療目的のために行われています。この手法はIVR(インターベンショナル・ラジオロジー)と呼ばれ、これまでは手術が必要であった多くの疾患が、苦痛も少なく安全に治療できることから「二十一世紀の外科」ともいわれます。IVRには腫瘍に対する血流遮断や薬剤の動脈内注入、狭窄あるいは閉塞した動脈の拡張術、出血性疾患の止血などがあります。当院の血管造影室には汎用血管造影用としてAdvantx(GE社製)、心臓血管造影用にはAlluraXperFD10/10(フィリップス社製)が導入され、フルデジタル化により再現性の高いデータを迅速に参照できるようになり、より精度の高い検査と治療を行うことが可能となりました。 Advantx (GE社製)
AlluraXperFD10/10(フィリップス社製)
肝臓悪性腫瘍血管塞栓術
治療前 治療後
治療前 治療後

PCI
治療前 治療後
治療前 治療後


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核医学検査
核医学検査とは、ごく微量の放射線を放出するアイソトープ検査薬(放射性医薬品)を体内に投与し、その分布や集積状態を調べる検査であります。投与されたアイソトープ検査薬は、それぞれの特性により、脳、心臓、肺臓、腎臓、骨など特定の臓器や、腫瘍に集積して放射線(主にガンマ線)を放出します。これらのガンマ線の分布状態を画像化する為の装置は『ガンマカメラ』、得られた画像は『シンチグラム』と呼ばれています。検査目的によっては、一度に全身の撮影をしたり、特定の臓器の断層画像(脳、心臓など)を作成することによって各々の臓器の形態や機能を知ることができます。代表的な検査として、心筋血流シンチでは狭心症による虚血診断、また脳血流シンチでは認知症の早期診断が可能となります。当院の核医学検査装置はFORTE (ADAC製)、VERTEX-Plus EPIC (ADAC製)及び、STARCAM3000 XR-T(GE製)が稼動しており、臨床診断上で精度の高い重要な情報を提供しております。 VERTEX Plus (ADAC社製)
FORTE (ADAC社製)
脳血流シンチによって得られる画像
脳血流シンチによって得られる画像

心筋血流シンチによって得られる画像
心筋血流シンチによって得られる画像


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放射線治療
最新の放射線治療機器「CLINAC iX」を導入しました
CLINAC
CLINAC
CLINAC
がん治療において放射線治療は手術、抗がん剤治療などともに重要な役割を果たしています。その放射線は、多くの場合放射線発生装置から発生されます。放射線の発生方法には何種類かありますが、現在世界中でもっとも普及し、研究、開発にも力を注がれているのが「直線加速器(リニアック)」と呼ばれている放射線発生装置です。さらにそれを制御するコンピュータ技術の進歩に支えられ、近年の放射線治療は著しい発展を遂げています。
このたび住友病院では、最新、最高峰の直線加速器「CLINAC iX」 (米国Varian社製)を導入いたしました。これにより今日の最先端である様々な高精度放射線治療が可能となります。現在その運用に向けて準備を進めておりますが、高精度放射線治療が得意とする疾患に、最近増えている肺がんや前立腺がんがあります。
肺がんは正常な肺組織に囲まれているので、たくさんの放射線を照射すれば同時に周囲の正常肺組織にも相当の量があたってしまいます。そこで、高精度放射線治療のひとつである「体幹部定位放射線治療」を用います。この治療は3次元的に多数の方向から標的病変に対し正確に照準を合わせ、集中的に放射線をあてる治療です。小さい肺がんであれば周囲の正常肺組織にできるだけあたらない治療が可能となり、手術のできない患者様の選択肢になりえます。
一方,膀胱や直腸といった下腹部の重要臓器に囲まれ,複雑な形状の標的への照射を要する前立腺がんの場合には「強度変調放射線治療(IMRT)」と呼ばれる高精度放射線治療が有効です。緻密かつ綿密に照射装置を制御することで、放射線の強弱をつけて照射することが可能です。標的病変には充分に放射線をあてる一方で、複雑に入り組んで隣接する正常組織への照射線量を抑える、非常にメリハリの効いた線量の配分が実現できます。
最新の装置を用い、放射線治療を受ける患者様の負担をできるだけ軽減しつつ、最大限の効果をもたらすような治療を常に目指していきたいと考えております。


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