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院長あいさつ 院長:松澤佑次


院長住友病院は、大正10年(1921年)に住友グループ各社の従業員、ご家族に止まらず、広く一般の方々に質の高い診療を提供することを目的として「大阪住友病院」を開設したのが始まりです。平成12年9月1日からは現在地に21世紀の総合病院に相応しい施設と人材を擁した「新住友病院」として生まれ変わり、従来以上に充実した医療を皆様に提供する事によって皆様方のご信頼を得ていると伺っております。このような伝統のある病院の院長職を務めさせていただくことは、大変光栄ではありますが、一方では大変な責任感を感じているところでございます。

皆様もご存じのように医療の分野を取り巻く環境は、保険医療制度の改訂を含め急激に厳しく変わりつつあります。さらに社会からは、先進医療を期待する一方、医療に対しての不信感が広がっています。このような中で、医師、看護師、コメディカル、事務部が一丸となって、この厳しい状況を克服し、また患者様にとってなお一層安心で満足していただける病院にするための努力をしていく所存でございます。近年の医療の発展はすさまじいものではありますが、その多くはコンピューターを駆使した医療機器や遺伝子診療など「物」を中心とした考え方で、病人という「人」に接するときに最も大切な「心」を置き去りにしてしまっていることが医療ミスなどの多くの問題が生じていることにつながっているものと思っています。住友病院は幸い患者様に対してのやさしさを重視した医療を行ってきていると評価されてきましたが、さらに初心に返り「心」の医療を進めていきたいと思っています。

当院の医師は、京大、阪大、大阪市大、神戸大を中心とした複数の大学出身者で構成され、各診療科とも、大学の枠を越えた住友病院としてのチームワークで高度の専門性を推進していますが、さらに診療の効率化、高度化を企る目的で、腎センター、糖尿病代謝センター、呼吸器・循環器センター、消化器センターなどの別のセンター方式が機能しています。それらに加えて日帰り手術センターの拡充、さらには人間ドックの増強も引き続き進めていくつもりです。病院内の情報化(IT化)が進みつつありますが、これはあくまでも患者様の視点に立った効率化であることを確認しながら進めて参りたいと思っています。

また、地域の中核病院としての役割を果たすことも重要な使命と考えておりますので、病診連携部を窓口にして各医院、企業の診療所との連携を密接に取るよう心がけております。
ご来院の際には出来るだけかかりつけ医院の先生や企業診療所の産業医の先生を通じて診察予約を取り、紹介状をご持参下さいますようお願いいたします。

さて最後に、私自身の紹介をさせていただきます。住友病院に着任するまでは、大阪大学医学部分子制御内科学(旧第二内科)の教授として、診療、教育、研究に従事してきましたが、その間平成12年4月から平成14年3月までは阪大病院の院長を勤めさせていただきました。
私の専門領域は、内分泌代謝学、動脈硬化学で、高脂血症、肥満症、糖尿病、痛風などいわゆる動脈硬化という血管病につながる生活習慣病の患者様を主に診療しております。2005年4月には、私が委員長として、日本内科学会、日本動脈硬化学会など8学会の合同委員会で、「メタボリックシンドローム」という動脈硬化のハイリスク症候群の概念を提唱し、診断基準を発表させていただきました。学会活動としてはこれら専門分野と関連して現在国際動脈硬化学会アジア太平洋連合会長や日本肥満学会理事長を務めております。臨床面でのモットーは、「やさしい医師・考える医師」であり、物と心が一体化した診療を当住友病院でも推進していきたいと念じております。どうか皆様方のご意見や、お問い合わせをたくさん寄せていただきますようお願い申し上げます。


  平成19年4月
住友病院 院長  松澤佑次
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住友病院
〒530-0005大阪市北区中之島5丁目3番20号
Tel: 06-6443-1261(大代表)
 
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