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整形外科

人工関節センター

脊椎センター


診療担当日時
スタッフ体制

概要


整形外科では治療の専門化が急速に進んでいます。当院整形外科では、関節疾患(股関節・膝関節)、脊椎疾患に対する診療をメインに専門家による高度な治療を提供しています。股関節、膝関節では特に人工関節センターを開設しており、人工関節手術を多く行っています。コンピューターを用いたナビゲーション手術や最小侵襲手術を行い、優れた機能回復と優れた長期成績が得られるよう最新の手術を提供しています。膝関節の専門治療として、変形性膝関節症や大腿骨顆部骨壊死の一部の症例には適応を十分に検討し、高位脛骨骨切り術(膝関節矯正骨切り術)や自家骨軟骨移植術を実施しています。また膝関節のスポーツ外傷などには関節鏡を用いた靭帯再建術(前十字靭帯、後十字靭帯)、半月板縫合術等の手術により、スポーツ活動の手助けとなる治療を行っています。
脊椎外科では高齢化社会を反映して、変性疾患が主体となります。頸椎では頚椎症性脊髄症、後縦靭帯骨化症、頸椎椎間板ヘルニアに対する椎弓形成術(脊柱管拡大術)、前方固定術等の手術を、腰椎では腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、腰椎椎間板ヘルニアに対する開窓術、除圧固定術等を実施しています。 病気の状態、治療方法、リハビリテーション、期待できる治療結果、合併症など十分に説明し、ご理解を得たうえで治療を行う方針です。また高齢化により様々な持病を抱える方の手術も増えていますが、内科医、麻酔科医との連携により、適切な全身管理と安全な手術を遂行します。

~メディア紹介~
週刊朝日『手術数でわかる いい病院 2013』に掲載されました。
人工関節置換術・股関節手術数において大阪府14位にランキング
人工関節置換術・膝関節手術数において大阪府17位にランキング
インタビュー記事 関節が痛い 『医師・理学療法士・看護師のしっかりとした結束が、良い治療へとつながります。』
インタビュー記事 人工関節の広場 『満足度の高い人工関節置換術を受けるために』
整形外科 受診希望の皆様へ

整形外科の診察は、完全予約制です。 初診の方は、他院の先生を通じて当院の地域医療連携室にて「予約」をお取りいただき、
他院からの「紹介状」をご持参ください。


整形外科では、現在我々の専門とする股関節・膝関節外科、人工関節脊椎外科の治療を 出来るだけ多くの方にスムースに満足して受けていただけるよう、平成21年7月1日より外来診療を原則的に完全予約制とさせていただいております。 ご理解の程、よろしくお願いいたします。

整形外科の外来診察に関しては、お電話にてお問合せ下さい。 【06-6443-1261(代表)】 お問合せ内容により、担当部署をご案内いたします。


治療と成績


関節外科
<股関節>
変形性股関節症、大腿骨頭壊死症関節などの股関節疾患により、疼痛、可動域制限、歩行障害が生じ日常生活に大きな障害がある場合、人工股関節置換術(THA)により、痛みを取り除き、股関節機能を改善させ、旅行、ハイキング、ゴルフ、水泳なども可能になり、再び快適な生活を送ることが可能となります。
 
(1)PDFコンピュータを用いたナビゲーション人工股関節置換術(←詳細はこちら)
最新の手術方法でTHAを行っています。術前のCT検査データからコンピューターを用いてそれぞれの患者さんに最適な計画を綿密に立て、術中はコンピューターを使用して術前に計画した適切な位置、適切な角度に正確に人工関節を設置しています(ナビゲーション手術)。これにより安全な手術が可能となり、術後合併症の一つである脱臼を起こしにくい安定した股関節再建ができ、術後の動作制限も最小限にすることが可能です。加えて良好な長期成績も期待できます。

(2)PDF最小侵襲人工股関節置換術(MIS‐THA)(←詳細はこちら)
従来はTHAを18~20cmの皮膚切開下で行っていました。術後の痛みは小さくなく、リハビリテーションも楽ではなく、入院期間も1~2ヶ月と長く社会復帰まで長期間を要していました。当科では最小侵襲人工股関節置換術(MIS-THA)に取り組み、術後の痛みの軽減、リハビリテーションや入院期間の短縮、創が小さいことの美容的な満足度向上を目指しています。この手術は従来と同様の人工関節を従来の約半分の8~10cmの皮膚切開下に挿入する手術です。

<膝関節>
変形性膝関節症や大腿骨顆部骨壊死などの疾患に対し、病態に応じて人工ひざ関節全置換術(TKA)、単顆置換型人工ひざ関節部分置換術(UKA)、関節温存手術を選択をしています。
人工ひざ関節手術により、痛み、歩行能力は大きく改善します。活動範囲も広がり、快適な日常生活を送ることができます。
 
(1)PDFコンピュータを用いたナビゲーションTKA(←詳細はこちら)
人工ひざ関節全置換術(TKA)は一般的なひざの人工関節手術で、大腿骨、脛骨の表面すべてを置換します。安定した手術法で優れた長期成績が得られていますが、さらに優れた成績を目指し、さらに精度の高い手術を行うためにナビゲーションシステムによるTKAを導入しています。これは手術中コンピュータを用いたナビゲーションシステムを使用し、理想的な位置、角度に人工関節を設置する最新の手術です。これにより股関節~ひざ関節~足関節にかけて下肢全体がきれいな配列になり、また優れた機能回復が得られます。

(2)小侵襲人工ひざ関節置換術
従来の18~20cmの皮膚切開よりも小さい10~12cm程度の皮膚切開で行っています。術後の痛みの軽減、早期リハビリテーション、早期の機能回復を目指しています。

(3)PDF単顆置換型人工ひざ関節部分置換術(UKA)(←詳細はこちら)
ひざの内側のみが障害されている場合に、その内側のみ人工関節に置換する方法です。ひざのやや内側を6~8cm切開し大腿骨、脛骨の内側のみを置換する方法です。人工ひざ関節全置換術(TKA)に比べ低侵襲でより自然なひざ関節機能が得られます。術後の痛みも少なく、早期に歩行が可能となり社会復帰も早くなります。

(4)ひざ関節の関節温存手術
適応を十分に検討したうえで高位脛骨骨切り術や自家骨軟骨移植術(OATS)を実施しています。
人工物を体内に入れる手術ではなく、感染の心配が少ないこと、ひざの曲がりが維持できることが特徴です。
①高位脛骨骨切り術 
日本人の変形性ひざ関節症の多くは内側から変形し、O脚変形(内反変形)となります。ひざを通過する荷重軸がより内側を通るようになるため、さらに変形が進行します。変形がまだ軽度の場合、内側の軟骨はすり減り、外側の軟骨は正常であることがしばしばあり、脛骨(すねの骨)のひざ関節近くで骨切りをしてO脚変形を矯正し、ひざの荷重軸を内側から外側へ移動させる高位脛骨骨切り手術により痛みをとることができます。当院では創外固定器を用いた化骨延長法での手術を行っており、術後早期より松葉杖を用いた荷重歩行が可能です。治療期間は骨切りした部分の癒合期間が必要なために約6週間の入院と3ヶ月前後の通院が必要となります。

②自家骨軟骨移植術(OATS)
変形性ひざ関節症や大腿骨顆部骨壊死症の中で、荷重関節部の軟骨消失部分が限局されている症例が適応となります。ひざ関節の中で、関節面として接触していない膝蓋大腿関節の一部を軟骨と骨がついた骨軟骨柱として取り出し、軟骨欠損部に移植する手術です。ただし、O脚変形が強い場合には同時に高位脛骨骨切り術を併用することもあります。

スポーツ整形外科
ひざの靭帯損傷や靭帯損傷に対して関節鏡を用いた靭帯再建術(前十字靭帯再建術、後十字靭帯再建術、膝蓋大腿靭帯再建術)、半月板縫合術などを実施しており、ひざのスポーツ外傷を中心に治療を実施しています。
 
(1)ひざ前十字靭帯再建術
前十字靭帯損傷によって不安定になったひざの場合、亜脱臼を繰り返すためにスポーツをすることが難しく、ほとんどの症例で手術が必要となります。損傷によって断裂した靭帯は使用できないために、靭帯のかわりに移植腱を用いて靭帯の機能再建を行っています。当院では主にひざの屈筋腱を用いた解剖学的2重束再建法で手術を行っています。移植した腱の状態を考慮した手術後のリハビリが重要で2-3週間の入院が必要になります。スポーツへの復帰は移植した腱の強度が安定する6-7ヶ月以降となります。
 
(2)ひざ関節鏡視下半月板手術
半月板損傷のすべてが手術の対象となるわけではありません。強い痛みに加えて半月板のひっかかりで膝が動かないなどの症状がある場合、痛みが長期間続き、くり返し水が溜まるなどの症状があって、スポーツ活動、日常生活、職業上大きな支障がある場合に手術が必要となります。半月板はひざ関節の内側と外側に存在する動く軟骨で、大腿骨と脛骨がなす関節面に介在して関節軟骨を守る大切な働きをしているため、できるだけ温存することが望ましいと考え、当院では診察およびMRI検査で損傷した半月板の状態を正確に診断し、安易な半月板切除はせずにできるだけ縫合して温存する治療方針をとっています。半月板治療は基本的に関節鏡を用いて行い、半月板縫合術を実施した場合、3週間の入院が必要になります。

脊椎外科
頚椎や胸椎の脊椎疾患に伴い脊髄に障害が生じると、上下肢のしびれ、手の巧緻運動障害(細かい手の運動の支障)、歩行障害、排尿障害などを生じます。特に歩行障害を来すと、一般に手術の適応となりますが、歩けなくなってからでは回復が悪く、その前に手術をすることが必要です。また、腰椎の疾患では、腰から下肢にかけての痛み(いわゆる坐骨神経痛)や間欠性跛行(歩き始めると下肢が痛くなったり重くなったりして、長く歩き続けられない、しゃがんだり、座ったりすると楽になる)が生じます。これらに対しては薬や注射など保存治療で十分に改善が得られない場合に手術が検討されます。
脊椎疾患に対する治療では、正確な診断、適切な術式の選択、確実な手術の実行、術後のリハビリテーションというプロセスが必要となります。これにより安定した、良好な結果が得られますが、神経という臓器の性質上、効果に限界のある部分もあります。最近では低侵襲(体に負担の少ない手術)の導入も行っております。しかし、安定した治療成績のためには、負担の大きい手術を必要とすることもあり、十分に説明しご理解を得たうえで実施していく方針です。
H25~H27 に当科で脊椎手術を受けられた患者様の9割(87%)の患者さんが良くなったと回答され、約8割(78%)の患者さんが満足されていました(未回答者を除く)。
 
(1)頚椎椎弓形成術(頚椎脊柱管拡大術)
頚椎症性脊髄症、頚椎後縦靱帯骨化症、頸椎椎間板ヘルニアに対し、片開き式椎弓形成術を行い脊柱管の拡大、脊髄の除圧を行います。

(2)頸椎前方除圧固定術
頸椎椎間板ヘルニア、頚椎後縦靱帯骨化症などに対し、前方から侵入し骨を削ったり、椎間板を切除したりし神経の圧迫を取り除き、骨盤から採取した骨など移植し、金属製の内固定材などを用いて固定を行います。

(3)腰椎開窓術
腰椎にすべりや不安定性のない腰部脊柱管狭窄症に対し、神経の除圧を目的とした狭窄椎間の開窓術を原則としています。

(4)腰椎椎体間固定術
腰椎変性すべり症、分離すべり症や腰椎変性側弯症に対して、神経の除圧とともに脊椎の安定化のため固定術を行います。固定は椎体間骨移植を行い、金属製の内固定材を用いて確実な方法で実施しています。
前方アプローチと後方アプローチによる手術があります。

(5)経皮的椎体形成術:
胸椎、腰椎の圧迫骨折に対して、全身麻酔下で経皮的にセメントを注入し安定化させる小侵襲手術を施行しています。ただし、適応を十分に検討した上での実施になります。


関連治療施設/装置


MRI、CT、3D-CT、アイソトープ検査装置、血管造影、骨密度測定装置、レーザー、関節鏡、クリーンルーム、各種リハビリ機器


研究内容


変形性股関節症、特発性大腿骨頭壊死症に対するセメントレス人工股関節の臨床成績
セメントレス人工股関節再置換術の臨床的研究
ナビゲーションシステムを用いた人工股関節全置換術、人工膝関節全置換術の臨床成績
脊椎手術の各種評価法の検証
脊椎手術症例の脊柱アライメントに関する臨床的研究

診療実績


患者数 (H28年度)
 
外来患者延数 11,825人
外来患者月平均 985人
入院患者延数 14,982人
入院患者月平均 1,249人
外来紹介率:90.5%

手術実績
 
  平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
手術総数 387 366 435 419 467
人工関節手術 197 156 159 189 182
 人工股関節置換術 109 94 78 89 70
 人工膝関節置換術 89 62 81 100 112
脊椎外科手術 - 52 124 125 115
 頚椎推弓形成術 - 9 11 15 15
 腰椎開窓術 - 14 36 26 26
 後方経路腰椎推体間固定術 - 19 32 29 31
 経皮的推体形成術 - - 7 0 2
 その他脊椎手術   10 38 55 41
膝関節鏡手術 20 22 22 18 14
外傷 40 54 53 64 107


認定情報


日本整形外科学会専門医制度による研修施設
日本リウマチ学会専門医制度による研修施設


院内配置図





スタッフ体制


医師名 役職 専門 資格
渋谷 高明
しぶや たかあき
整形外科診療主任部長
兼 人工関節センター長
兼 リハビリテーション科
股関節外科
人工関節外科
膝関節外科
医学博士
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会
リウマチ医
日本整形外科学会
スポーツ医
川上 秀夫
かわかみ ひでお
整形外科診療部長
兼 リハビリテーション科
診療部長
膝関節外科
(膝矯正骨切り術、骨軟骨移植術、関節鏡、人工関節)
スポーツ整形外科
(半月版修復、靱帯再建術)
医学博士
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会
スポーツ医
三輪 俊格
みわ としただ
整形外科医長
兼 脊椎センター長
脊椎外科 医学博士
日本整形外科学会
整形外科専門医
日本整形外科学会
脊椎脊髄病医
日本整形外科学会運動器
リハビリテーション医
日本脊椎脊髄病学会
脊椎脊髄外科指導医
津田 晃佑
つだ こうすけ
整形外科医長
兼 人工関節
副センター長
股関節外科
膝関節外科
人工関節外科
コンピュータ支援手術
医学博士
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定
リウマチ医
日本整形外科学会認定
運動器リハビリテーション医
日本整形外科学会認定
スポーツ医
日本医師会認定産業医
豊田 和也
とよだ かずや
整形外科副医長    
五島 篤史
ごしま あつし
     
前 裕和
まえ ひろかず
     


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