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消化器内科

診療担当日時
スタッフ体制
~ メディア紹介 ~
週刊朝日『手術数でわかる いい病院 2013』に掲載されました。
肝がんラジオ波焼灼術数において大阪府9位にランキング
大腸がん内視鏡治療数において大阪府13位にランキング

概要


消化器内科は、食道・胃・大腸などの消化管や肝臓・胆嚢・膵臓などの臓器を扱う診療科です。
当科では消化器に関する幅広い臓器・疾患に対応出来るよう、スタッフそれぞれの専門性を活かし、レベルの高い臨床をめざしています。
外科・放射線治療科との緊密な協力体制のもとに診断・治療を行っています。


診療内容


1.上部消化管(胃・十二指腸・食道)疾患

上部消化管については、胃・十二指腸・食道疾患の診断・治療を行っています。検査に関しては従来の口から挿入する内視鏡に加え、細径の内視鏡を使用した経鼻内視鏡検査を行なっています。

PDF経鼻内視鏡←(詳細はこちら)

上部消化管内視鏡検査(いわゆる胃カメラ)に伴う患者様の負担軽減を考慮し、従来の経口内視鏡に加えて経鼻内視鏡を導入しました。従来の約半分の太さの超細径内視鏡が鼻腔から喉を通過し食道・胃へ挿入されるため、嘔吐反射が起きにくく楽に検査を受けていただくことができます。細くても得られる画像は精細で、スクリーニング検査における診断能は従来の胃カメラに匹敵します。ただし止血処置など治療内視鏡には向かず、主に外来でのスクリーニング検査や従来の経口内視鏡が困難な患者様に対して施行しています。

(1)胃十二指腸潰瘍
薬物治療や出血性潰瘍に対する緊急内視鏡的止血術などを行なっています。また消化性潰瘍の主な原因であるヘリコバクター・ピロリ菌の検査を実施して、難治性・再発性潰瘍をはじめとする消化性潰瘍の患者さんには除菌療法を行っています(潰瘍などの患者様は保険適応となりますが、保険適応外の病態の患者様の除菌治療は自費診療となることをご了承ください)。

(2)胃癌・食道癌など
早期胃癌などの胃腫瘍、ポリープについては内視鏡治療が適切な病変に対して従来の内視鏡的粘膜切除術(EMR)に加え内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)による内視鏡治療を行なっています。治療前には超音波内視鏡検査(EUS)や拡大内視鏡などによる精査などを行っています。食道や十二指腸の早期癌などの腫瘍やポリープについても同様に内視鏡治療を行なっています。
一方、病変が進行して外科手術が困難な進行癌については、抗癌剤による化学療法や放射線治療・症状を和らげる緩和治療を行なっています。可能な患者様については外来化学療法室での化学療法により通院治療を施行しています。その他、腫瘍によって生じた食道や十二指腸の狭窄に対してはメタリックステント挿入による拡張術を行っています。


近年、早期胃癌に対する内視鏡治療法として急速に広まってきた手法で、当院でも導入しております。切除の前に病変の周囲をあらかじめ全周切開し、切除範囲を確実にすることで癌を取り残すことなく一括切除できます。従来のEMR法に較べて比較的大きい病変も切除可能です。さまざまな病変がESDによって切除可能ですが、症例によっては従来の手法でも短時間で確実に切除でき、適応を決めて手法を使い分けています。

(3)その他
慢性胃炎・逆流性食道炎に対する投薬治療、食道アカラシアに対する内視鏡的バルーン拡張術、粘膜下腫瘍に対する超音波内視鏡を用いた穿刺生検や分子標的治療、消化管異物に対する異物除去、その他多岐にわたる疾患についても診療を行なっています。

2.下部消化管(大腸・小腸)疾患

(1)大腸ポリープ・大腸癌
大腸ポリープ切除(ポリペクトミー)や早期癌の内視鏡的切除術を積極的に行っています。大腸ポリペクトミーは、症例によっては日帰り手術にも対応しています。 進行大腸癌は外科と連携をとり、手術や化学療法など病状に適した治療を行います。細径の拡大観察機能付き大腸内視鏡も導入してより詳細な診断を行うよう心掛けています。
転移などがあり治癒切除が困難な進行癌については抗癌剤や分子標的治療薬を用いた化学療法、放射線治療、緩和治療を行っています。可能な患者様については外来化学療法室での化学療法により通院治療を施行しています。

(2)炎症性腸疾患
近年難治性である炎症性腸疾患は増加しています。厚生労働省の特定疾患としては潰瘍性大腸炎・クローン病があります。潰瘍性大腸炎対しては薬物療法を、クローン病についても従来からの在宅経腸栄養法や薬物療法を行なっています。また近年使用されるようになったされるようになった生物製剤(インフリキシマブ・アダリムマブなど)も積極的に用いて寛解導入・維持に役立てています。白血球除去療法については外来で行うことも可能となっています。

(3)小腸疾患
一般的には小腸の病気は少ないとされています。また従来はバリウムによる小腸造影など検査方法は限られていました。しかし実際は小腸疾患(出血性疾患・腫瘍性疾患など)も珍しくありません。当院では小腸用のシングルバルーン内視鏡を導入し検査・治療を行なうようになっています。

(4)その他
感染性腸炎・虚血性腸炎など腸炎疾患の加療、保存的治療が可能な大腸憩室炎・虫垂炎の治療(保存的治療が困難な場合は速やかに外科手術)、腸閉塞に対するイレウス管挿入、過敏性腸症候群に対する投薬治療などを行っています。

3.肝疾患

(1)C型慢性肝炎、B型慢性肝炎
C型慢性肝炎に対するインターフェロン療法を積極的に導入しています。ペグインターフェロン ・リバビリン・シメプレビル3剤併用療法が治療の中心になりますが、病態や年齢などに合わせた治療を心がけています。血小板数の減少例に対しては、脾動脈塞栓術や脾摘術なども積極的に適用しています。無効例にはインターフェロンの少量長期投与や瀉血療法も導入し、肝炎の進行阻止に努めています。B型慢性肝炎の抗ウイルス療法にも意欲的に取り組んでおり、ラミブジン、アデフォビル、エンテカビルなどの核酸アナログ製剤を投与しています。

(2)肝硬変
難治性腹水を伴う肝硬変に対して、腹腔―静脈シャント術を積極的に取り入れており、良好な成績をあげています。食道静脈瘤の内視鏡的治療は予防的治療が中心で、結紮術、硬化療法、およびアルゴンプラズマ凝固による地固め療法などを行っています。破裂例にも対応しています。

(3)肝癌
肝癌のハイリスクグループについては、定期的にエコー(カラードプラエコー、造影エコー)・造影CT/MRIの諸検査を駆使して早期発見につとめています。肝細胞癌の治療は病期および肝予備能により治療法を選択しています。肝切除術・ラジオ波焼灼術(RFA)・肝動脈化学塞栓術(TACE)が治療の中心になります。肝細胞癌局所治療としては、RFAが主体で、年間60例程度を主としてエコーガイド下もしくはCTガイド下で経皮的に施行しています。進行肝細胞癌に対してはソラフェニブをはじめとした集学的治療を行っています。

(4)その他
自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎といった自己免疫性肝疾患に対する治療を行っています。

(5) 肝臓病教室
当院かかりつけの患者様を対象に定期的に肝臓病教室を開いています。テーマは毎回違った内容になるように工夫しています。

4.胆道、膵疾患

(1)胆道疾患
総胆管結石症例に対するEST(内視鏡的乳頭括約筋切開術)・採石、閉塞性黄疸に対するENBD・EBD留置、胆管癌疑い症例に対するブラッシング細胞診を行っています。胆嚢結石・胆嚢炎症例は外科と連携をとって加療を行います。

(2)膵臓疾患
膵癌が疑われる症例に膵管ブラッシング細胞診をおこないます。慢性膵炎や膵嚢胞性疾患(IPMN・SCNなど)の定期フォロ-をおこなっています。ERCP(関連処置)後膵炎予防のため膵管ステントや浸透圧の低い造影剤を使用するなどの工夫をしています。今後、膵腫瘍に対するEUS-FNAを行っていきます。

5.当科からのお知らせ

・平成24年4月から消化器内科初診外来の診察枠が1つ増え2診制になりました。これにより予約のない方の診察までの待ち時間が大幅に短縮されています。

・平成24年よりより経鼻内視鏡枠が倍増し、さらに全ての診療科から予約を取ることができるようになりました。

・鎮静剤をもちいた内視鏡検査(意識下鎮静法)については検査後しばらくベッドで休んでいただく必要があります。(専用機を用いての)超音波内視鏡検査については日帰り手術センタ-のご利用が必要になります。通常の内視鏡検査については現状では入院検査での対応が主となっています。担当医とご相談ください。

・カラ-ドップラ-付き超音波内視鏡(ラジアル型・コンベックス型)が導入されました

・各地域の医療機関からのご紹介患者様については初めて来院される場合でもスムーズに安心して受診できますように、以前から当院「地域医療連携部」を介して胃カメラや腹部エコーなどの検査予約を取得させていただいております。平成24年度より診察についても「地域医療連携部」を介してご紹介患者様専用の外来診察予約枠を設けました。これにより診査待ち時間が短縮されましたので、どうぞご活用ください(地域医療連携部のページへ)。


治療・検査件数


H28年度検査・処置件数
○上部内視鏡総数 6,890件(施設合計)
経鼻 3,042件
EUS 30件
EST 46件
EBD 39件
ESD 40件(食道、胃、十二指腸 (大腸含む))

○下部内視鏡総数 2,177件(施設合計)

○穿刺関係総数
RFA・肝生検 40件


関連治療施設/装置


ヘリカルCT、MRI、電子内視鏡、超音波内視鏡、カラードプラ超音波診断装置、アルゴンプラズマ凝固装置、DSA血管造影診断・治療装置、ラジオ波焼灼システム、放射線治療(リニアック)


研究内容


C型慢性肝炎の3剤併用療法
B型慢性肝炎の核酸アナログ療法
慢性肝炎の治療と発癌予防、肝癌の治療
ヘリコバクター・ピロリ感染と胃十二指腸疾患
大腸腫瘍と消化器内視鏡治療
内視鏡的粘膜下層剥離術に関連した臨床研究
Gastrointestinal stromal tumor(GIST)の診断・治療


診療実績


患者数 (H28年度)
外来患者延数 20,202人
外来患者月平均 1,684人
入院患者延数 10,952人
入院患者月平均 913人
  外来紹介率:73.1%


認定情報


日本内科学会認定内科専門医教育病院
日本消化器病学会認定施設
日本肝臓学会認定施設
日本消化器内視鏡学会認定指導施設
日本超音波医学会認定指導施設
日本がん治療認定医機構認定研修施設
大阪府指定がん診療拠点病院


院内配置図



院内配置図



スタッフ体制


医師名 役職 専門 資格
山田 晃
やまだ あきら
消化器内科診療主任部長
兼 超音波検査部長
肝疾患をはじめとした
消化器疾患全般
医学博士
日本内科学会
総合内科専門医/指導医
日本肝臓学会専門医/指導医
日本消化器病学会専門医/指導医
日本超音波医学会専門医/指導医
(消化器)
岸田 修
きしだ おさむ
消化器内科診療部長
兼 内視鏡検査部副部長
消化管、胆膵疾患を
はじめとした消化器疾患全般
医学博士
日本内科学会
認定内科医/指導医
日本内科学会総合内科専門医
日本消化器病学会専門医/指導医
日本消化器内視鏡学会
専門医/指導医
江﨑 久男
えざき ひさお
消化器内科医長 肝疾患をはじめとした
消化器疾患全般
医学博士
日本肝臓学会専門医
日本内科学会認定内科医
日本消化器内視鏡学会専門医
向井 章
むかい あきら
消化器内科医長 消化管疾患をはじめとした消化器疾患全般 医学博士
日本内科学会認定内科医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
小嶋 和絵
おじま かずえ
医員 消化器疾患 日本内科学会認定内科医

(応援医師:常松日奈子)


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