新着情報

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当院でインペラが使用可能となりました

インペラ(IMPELLA)とは?

インペラ(IMPELLA)とは先端に軸流ポンプを装着したカテーテルを経皮的に大腿動脈もしくは鎖骨下動脈から左室内に挿入し、その軸流ポンプを用いて左心室内から大動脈に血液を汲み出すことで、低下した自身の心ポンプ機能を補助する装置です。急性心筋梗塞や劇症型心筋炎など、急激な心機能の低下に伴う心原性ショックに対し循環補助のために使用します。

これまで重症の心原性ショック症例に対する補助循環機器として、従来の大動脈バルーンパンピング(IABP)や経皮的人工心肺補助装置(ECMO)を用いていましたが、大動脈バルーンパンピング(IABP)のみでは循環補助が不十分な症例も多くあります。そういった症例には経皮的人工心肺補助装置(ECMO)と大動脈バルーンパンピング(IABP)の併用を行ってきましたが、経皮的人工心肺補助装置(ECMO)の循環補助は左心室にとっては負担が増えて、心機能を増悪させることがあります。それに対してインペラ(IMPELLA)による循環補助は左室腔内から大動脈に血液を汲み出すため順行性に循環が補助され、心負荷軽減と心筋保護が期待できます。心肺蘇生を受け経皮的人工心肺補助装置(ECMO)が必要な患者さんに対しても、心負荷を軽減するためインペラ(IMPELLA)を併用することがあります。

現在、IMPELLA CPとIMPELLA5.5の2類が使用可能です。IMPELLA CPは3.7L/分の循環血液量の補助が可能で、大腿動脈穿刺によりインペラカテーテル挿入用のシースを動脈に挿入し、そのシースから血管内にカテーテルを挿入します。IMPELLA5.5は5.5L/分の循環血液量の補助が可能ですが、カテーテルが太いため、外科的に鎖骨下動脈に人工血管を装着し、そこからIMPELLA5.5を大動脈内に挿入します。

重症心疾患患者さんへの治療の選択肢が増えました。

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【3回目以降が対象】新型コロナワクチン接種(オミクロン株対応型)終了のお知らせ



当院での新型コロナウイルスワクチン接種はすべて終了いたしました。

一次脳卒中センター(PSC)に認定されました


脳卒中は麻痺(片方の顔・手足が動かない)・言語障害(上手く喋れない)などの症状が突然出現する病気で、脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血に大別されます。いずれも早期の治療開始が大切ですが、特に脳梗塞の場合は発症から来院までの時間が早ければ早いほど治療の選択肢が多く、症状が良くなる可能性も高くなります。
一次脳卒中センター(PSC;Primary Stroke Center)とは、地域医療機関や救急隊からの要請に対して、24時間365日脳卒中患者を受け入れ、急性期脳卒中診療担当医師が、患者搬送後可及的速やかに診療(rt-PA静注療法を含む)を開始できる施設です。
当施設は2021年4月から「脳卒中・脳血管内治療室」を開設し、24時間体制で脳卒中受け入れを開始しました。救急搬送の受け入れ増加に伴い院内体制拡充も進み、2022年4月から日本脳卒中学会より一次脳卒中センター(PSC)に認定されました。
引き続き地域の皆様に質の高い脳卒中診療を提供できるよう尽力してまいります。


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当院の外来診療および入院診療の一部制限について



当院では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、コロナ患者さまの受入及び職員の感染等により、一部の外来・入院診療を制限する可能性がございます。
リモートでの外来診察、もしくは外部医師による代診となる場合もありますこと、ご理解いただければ幸いです。

皆さまには、ご心配とご迷惑をおかけいたし大変申し訳ありませんが、引き続き患者さまに安全で質の高い医療を受けていただけるよう、徹底した感染管理に努めながら診療を行ってまいります。ご理解・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

令和4年8月8日
一般財団法人 住友病院

卒後臨床研修評価機構(JCEP)の認定が更新されました

当院は、NPO法人卒後臨床研修評価機構の評価を受け2018年5月1日付で認定されており、この度、2022年5月1日付で認定を更新されました。

NPO法人卒後臨床研修評価機構とは、国民に対する医療の質の改善と向上をめざすため、臨床研修病院における研修プログラムや研修状況の評価を行い、我が国の医療の発展に寄与するとともに、臨床研修病院の質の向上を図ることを目的として設立された機関です。

今回の認定更新に際し、当院の臨床研修プログラム及び研修実施体制が高く評価されました。今後臨床研修の更なる質向上を目指し、社会に貢献できる医師の育成に努めてまいります。

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